オーストラリアに住んでいる、元こぎつねから、植物の写真が送られてきました。ネットで、情報を調べてみました。今回の写真は、日本でもよく見かける植物でした。
①ムラサキオオツユクサ wandering jew , purple heart , purple queen
ムラサキオオツユクサは普通、ムラサキゴテン(紫御殿)」と呼ばれている。メキシコに分布する常緑性多年草でツユクサの仲間です。葉をはじめ茎や萼(がく)に至るまで全身紫色に染まる姿が神秘的できれいです。葉は厚みがあり多肉質で、乾燥に強い。葉の表面には白っぽい色をした細かいうぶげのようなものがたくさん生えており、光の当たる角度によって葉色が変化して見えます。
主に栽培されているのは、濃いピンクの花を咲かせる園芸品種‘パープルハート’で、この品種を指してムラサキゴテンというのが一般的です。日本には1955年に渡来しました。
②トキワツユクサ fluminensis
別名:ノハカタカラクサ/ワンダリング・ジュー(wandering Jew)/スモールリーフ・スパイダーート(small leaf spiderwort)/リバー・スパイダーワート(river spiderwort) などがある。
トキワツユクサは学名Tradescantia fluminensis、別名「ノハカタカラクサ」とも呼ばれる南アメリカ原産の常緑多年草で、日本では昭和初期に渡来して観賞用に栽培されていたものが逸出して帰化しており、比較的暖かな地域の水辺や民家周辺等に自生しています。和名「トキワツユクサ」の由来はツユクサに葉が似ていて1年を通して葉のある所からきています。
トキワツユクサは世界の広い地域で有害雑草として扱われており、日本でも現在(2021年)規制はされていませんが生態系被害防止外来種に指定されています。耐陰性が強いことから林床等で非常に密に地面を被覆する可能性があり、他の植物の成長を阻害して生態系を破壊する可能性があります。
③タンポポ
日本で見られる、セイヨウタンポポと同じなのでしょうか。ちょっと、この写真では、よく分かりません。
④アサガオ
日本で見られる、宿根セイヨウアサガオの仲間なのでしょうか。
西洋朝顔(セイヨウアサガオ)はヒルガオ科イポメア属の一年草。西洋朝顔と呼ばれる植物の中には「宿根の西洋朝顔」と「一年草の西洋朝顔」があります。「宿根の西洋朝顔」の代表はオーシャンブルーです。
西洋朝顔は、ヒルガオ科サツマイモ属の一年草です。サツマイモに似た丸みのあるハート型の葉をしげらせます。タネをつけない多年草で、関東以西では越冬し(地上部は枯れ根が残る)、その他地域では一年草になります。草丈は10m以上に伸びます。