昼前に、孫の小学校へ、夏休みの作品展を見に行きました。体育館に、全学年の作品を展示しています。貯金箱、理科研究、絵画、お習字などが展示されていました。人数の多い学校なので、一人1点だけを体育館に展示しているということでした。孫の作品もありました。子ども達の作品を見ていると、かつて、先生をしている頃を思い出しました。今日は、理科研究の作品を中心に、全学年、目を通しました。自分で観察しているものが少なく、本を写しているだけ、実験書の実験をなぞっているだけ、というものが多くありました。自分でテーマを見つけること、問題(課題)を持ち観察や実験をして、その結果、考察を、自分なりに表現するということができていないなと思いました。このことは、子どもやご家庭が出来ていないということではなくて、日頃の理科学習の中で、身に付けさせていないということです。学校の理科教育が大切です。日々の学習の中で、問題・課題を持って、観察や実験をして、結果を表やグラフに表現する力を付けなければ、科学的な探究力が育ちません。多分、日々の理科学習ノートが、科学的に書けていないのだと思います。「課題(問題)、観察・実験方法、観察や実験を行う、結果を表でまとめる、グラフに表現する、考察、感想(振り返り)」、という過程を毎時間辿らせ、毎時間、一つの論文を書いていくような理科学習を目指して欲しいと思いました。
♫ 長月 ♫