ベネッセが書いた本で、渡部昇一さんが翻訳しています。

 目次から書き出した、本の構成、展開は次のようです。

 生きることのプロに徹する➔わがまま頭脳を賢くしつける➔頭脳を鍛える(脳に「遊び癖」をつけさせるな。「30分集中思考」で頭脳を鍛える。)➔一生の勝負は「意志力」で決まる➔どんな状況もプラスに転じる➔「自分中心主義」の生活術こそ真の幸福を約束する➔「賢い生き方」をするのにためらうな➔どうでもよいことは「中庸の精神」で➔「一日一生」の気概➔毎日を効率よく生きる➔情熱の「持続力」➔眠っている脳をたたき起こせ➔一日には一日の生活、一時間には一時間の生き方➔鍛錬不足の脳の「犯罪」、自分脳で自分を生きる。です。

 自分の脳を鍛えて育てる趣味を持つと、究極的には「正しい自分中心主義」に至るということです。しかし決して「利己主義」ではありません。「自分の生活は自分で生きるものだ」と、いうことをこの本では伝えていました。そのためには、「他の人にはやさしい声で語るように。言葉の調子がとげとげしくならないように」とも、書いています。

 大切な脳の訓練は、 

 ①30分間集中して一つのことを考える習慣を持つ。

 ②能率よく生きる。

 ③常に自分を最高の状態に保って生きる。

 ④できる限り円滑に自分の能力を余すところなく引き出す。

 だと、まとめられています。