ゲド戦記1の続きだと思って読み始めたのですが、半分ぐらいまでゲドが出てこないで、暗黒の地下迷宮を守る大巫女の話が延々と続きました。後半になってやっと、大巫女とゲドが出合い、大巫女アルハを救い出すというストーリーになりました。この本の前半を読み進めるのは、1冊目と違って、ファンタジーの大きな展開があまりなく、根気が必要でした。小学生で読み進めるのは、ちょっと難しいかなと思いました。後半になって、大きくストーリーは展開し、さらに、ゲド戦記1の出来事ともつながり、「こわれた腕輪」の意味も分かってきましたい。伏線として埋め込まれていた出来事が、大きく解決していきました。続く、ゲド戦記3は、1、2のストーリーと、さらにどのように繋がっていくのか楽しみです。