今日は、奈良の公立幼稚園の園内研修に参加する日です。いつものように5時に起きて、朝から「こぎつねさんぽに出かけよう」と「きつねTのこぎつねだより」のブログに、数日前の生き物の写真や、日記(山河遊歩)をブログアップして、その後、昨日の山河遊歩の仕上げをしました。7時に終わりました。7時30分、家を出発しました。
午前中、各クラスの活動を見て、次のような素敵な園の取り組みを見つけることができました。午後からの研修会で次のようなことを話しました。
①部屋に掲示されている絵や工作は、子どもの個性的な取り組みがよく表れている素敵な作品が多かった。
②年少、年中、年長、それぞれ子ども達は、しっかり話し合い活動を進めていた。先生のリードの元、全員に発言を促し、子どもらしい発想や予想を引き出すことができていた。
③虫取りを一緒にしたとき、虫取り名人の子どもがリードし、その子の動きを見ながら他の子ども達も虫の捕まえ方を身に付けていっていた。
④ダンゴムシやクワガタやカブトムシなど、各クラスで、生き物が上手に飼育されていた。水分、食べ物が与えられ、きれいな環境で飼育されていた。
⑤子ども達と一緒に調べることができる昆虫の本や図鑑が、どの部屋にも準備されていて、今日見つけた昆虫を、先生と一緒に調べていた。
⑥虫取りの時、捕まえた虫を入れるケースを子どもが先生に要求すると、直ぐに子ども達に与えることができていた。これができないと、最初の所で躓いてしまい、虫取り活動ができなかった。
⑦子ども達の顔が、どの子も生き生きしていた。十分に日々の活動が、先生と共に楽しめていることの表れだと感じた。
⑧研修主任の先生、園長先生の動きは、目立たないように、しかしまた、所々で、環境の整備をしたり、子どもへの声かけをしたり、先生方への連絡をしたりされていた。
⑨園長先生は、今日研修会に参加した私に、よく気を遣って下さり、この気遣いは、園の子ども達や保護者、先生方への気遣いと同じなのだろうなと感じることができた。
⑩園内の花壇の花や、栽培植物がきれいに維持できているので、子ども達の心も、穏やかに健やかに育てられていると思った。
素敵な幼稚園での一日を過ごすことができました。子ども達の屈託のない活動、先生達の頑張りの様子に触れ、見学をさせてもらった側がエネルギーをもらうことができました。園児達は、こんなに生き生きと身の回りの物に感動を持って生活をしているのに、年齢が上がると共に、やる気の無い子ども、意欲が見られない子ども達が増えていくのはなぜなのだろうと、帰りの電車の中で考えてしまいました。
公立の幼稚園が、これから益々存在価値が発揮できるように、こだわりのある保育活動、子どもの個性的な自律心が育つ保育、市・県・全国への発信力のある先生方が育つことを、最後に伝えました。