雨の日曜日です。雲の動きを見ると、一日中雨が降りそうな状況です。今日は、長い距離歩きに出るのは難しいかもしれません。朝から、本を読み終えました。子ども達の学力の基礎は、読解力を付けることが大切であるということです。その通りだと思います。しかし、小学校1年生の頃の教育を考えると、読解力以前に、話す力・聞く力がまず大切だと考えていました。それに伴い、書く力も大切です。読解力は、その後かもしれません。
1年生の教育で身に付けさせる力として、①話す力、②聞き取る力 ③書く力、④読解力、⑤思考力 の順番で取り組んでいました。小学校では、読む・書く以前に、話す・聞く力を、先ず大切にしなければいけません。そのため、「朝の会」をとても重要な活動としてきました。
日直に名前を呼ばれて、「はい、私は元気です。昨日、家の近くでカエルをつかまえました。」「はい、僕は元気です。奈良公園で今年生まれたシカの赤ちゃんを見ました。」「はい、私は元気です。柿の葉ずしを食べました。柿の葉ずしには、いろいろな種類があることを知りました。」・・というように、人と違うことを、話す力です。人と違うことを話すためには、常に友達の話す内容を聞きながら、多くの情報を頭の中で整理しなければいけません。また、4月の当初は話す・聞く活動をしているのですが、5月頃から、聞きながら書き取るという活動にも取り組ませます。話し言葉を書き取るという活動です。最初は文章で書けないので、単語だけを書くことになるのですが、次第に、話し言葉をそのまま書き取れるようになっていきました。
♫ 連雀(れんじゃく) ♫