棚の中には、かつての教育関係のお便り、論文、子どもの記録などがあります。ファイルから取り出して、整理の続きを始めました。部屋の中は、引っ越しの状況になってきたのですが、棚から全て取り出して、順番に中身を確かめながら紙類とビニルファイル類を分けていき、処分を進めています。子ども達の素晴らしい研究レポートの控えもあるのですが、その子達も既に大学生や社会人になっています。東大、京大、阪大、神戸大、早稲田、慶応、各地の医学部など、名だたる大学へ進学しています。賢い子ども達だったなと、今更ながら感心しながらも、それらの記録を処分することにしました。今後、子ども達にそれらの資料を見せることは無く、また、講演、講習に行って子ども達の素晴らしい育ちを見せながらお話をすることもなく、教育論文を書くことも、もうありません。
これから余生10年、たぶん元気だと考えて、自分がしたいフィールドワークに集中しようと思います。かつての思い(重い)荷物は、フィールドワークには必要ありません。今から、何をしたいのか、そのためには何が必要なのかと考えながら、過去の物の片付けを進めます。もし、成長した子ども達と街で出会った時、「先生は今、何をされていますか」と、絶対に聞かれると思います。その時、現在、取り組んでいるフィールドワークと自然の記録のことを話せるように、生活をしていかなければいけないということです。このような納得の仕方を考え出して、どんどん片付けを進めることにしました。
♫ 垣通 ♫