しらとりから帰ってから、近くの古本市場という本屋に、数冊本を持って行き、売る手続きをしました。6冊持って行き、1冊は名前を書いていたので買い取りはできないということでした。1冊10円で、5冊で50円です。捨てる気持ちで持って行かなければいけないということが分かりました。古い文庫や新書が10円というのは、仕方ないかなと思うのですが、立派な理論書が10円なので、ちょっとショックを受けました。いくつかお尋ねをしました。「この買い取った本は、この本屋に並べるのですか。それとも、チェーン店で交流をしてやりとりしますか。」と聞くと、この本屋の棚に並べるということです。また、「ネットに登録して売ります。」ということです。「毎回、身分証明書の提示と、サインが必要ですか。」と聞くと、「毎回、身分証明書の提示と、サインを書いてもらいます。」ということです。文芸書なら、まだなんとなく我慢ができるのですが、理論書が10円とは、悲しいなあと思いました。マンガ本が半分ほどの棚を占めている本屋では、このような本を並べても売れないと思いました。まだまだ家にはたくさんこのような本はあるのですが、そのまま廃棄した方が気分的に楽かなと考えてしまいました。年に2回、四天王寺境内で行われる古本市で、100円で並んでいる本が、多くあります。袋に詰め放題で500円というような売り方もしているので、1冊10円は、納得しなければいけないということなのでしょう。ちなみに、100冊では1000円、1000冊持って行き、全部買い取ってもらえたとすると、1万円にはなるという計算もできます。

 

♫ 蝸牛(かたつむり) ♫