今日も朝から本を読むことができました。二日前に、山口真由さんの本を読んで、本はじっくり読むのではなくて、早くページをめくりながら読むこと知り、その通りだなと思いました。2時間かけてじっくり読むより、30分で4回読む方がよいということです。山口真由さんは、7回読むということなので、それはまねが出来ないのですが、自分の場合は、読んでからどうすることもないので、早く読むことで、より多くの本に目を通すようにするのが良いように思いました。齋藤孝さんは、「本を買って喫茶店に入り、30分で3冊、本を料理(魚をさばくように下処理)する。」と書いていました。五木寛之さんは、89歳です。読みやすい文章を書かれるので、とても大好きな作家です。五木さんの世界にぐいぐい引き込まれていき、本から目が離せなくなります。原稿は、電車の中、喫茶店、出先のホテルなど、常に移動をしながら書いておられるようです。自分も、本当に忙しいときは、こぎつね小学校の行き帰りの電車の中や喫茶店で、お便りや研究会の原稿を書いていたことを思い出します。この五木さんの本の題名の中の「背進の思想」の意味は、「ひたむきに「前進」するだけが、生きることではない。人間は記憶と過去の集積体なのだ。後ろを向きながら前へ進むことも大切」と、いうことだそうです。昔を思い出しながら、少しずつ、前に向かって進む事は大切だと思います。特に高齢者になってくると、記憶が怪しくなってくるので、自分のこれまでの経験を常にスキャンしながら、今日の生活を考えることはいいことだなと感じました。
♫ 蜥蜴(とかげ) ♫