改良進む 抵抗感課題 粉末化もミールワーム欧州で販売承認 という記事を読みました。

「世界人口の増加や気候変動、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵略などで、食料安全保障の重要性が高まっています。こうした背景から、次世代の食料源として今、昆虫が注目されています。国内でも大企業が事業に参入するなど裾野が広がっています。通信会社大手のNTT東日本は1月、徳島大発のベンチャー企業「グリラス」と協業で人工知能(AI)などを活用して、食用コオロギを飼育する実験を行うと発表しました。2028年には数十億円の売上高を目指すそうです。冷凍食品大手のニチレイは22年7月、昆虫食の生産販売を手がける「TAKEO」に出資しました。

 昆虫は栄養価が高く、牛や豚に比べて早く育ち環境負荷も少ないです。1キロのたんぱく質を生産するのに、牛肉は10キロの飼料が必要ですが、コオロギは1・7キロの飼料で済みます。畜産に比べて温室効果ガスの発生も大幅に少なく、広大な土地を必要としません。

 一方、課題もあります。それは昆虫食への抵抗感です。リクルートの調査研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が昨年11月、20~60歳代の男女約1000人に、昆虫食を食べることに抵抗があるかを尋ねたところ、「絶対に避ける」と「できれば避ける」が合わせて88・7%だったそうです。

 食べやすさの工夫も進んでいます。無印良品を展開する「良品計画」は20年、コオロギ粉末入りのせんべいを販売し、21年にはチョコレートも加わりました。日本航空(JAL)傘下の格安航空会社「ジップエア トーキョー」は22年、コオロギ粉末入りのハンバーガーを機内食に採用しました。

 昆虫食への関心は世界的にも高まっています。欧州では、2021年5月、欧州連合(EU)は乾燥イエロー・ミールワーム(チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫)の販売を承認しました。その後、コオロギやバッタが承認されています。いずれも安全性評価を経て、食用に問題ないとされたそうです。昆虫食はもともと、アジアやアフリカ、南米などでは食文化として定着しているところも多く、とくにタイでは1990年代後半から食用コオロギの養殖が行われています。」

 

1月16日にも新聞より書き出しをしていて、それから大きく進展した内容ではないのですが、話題にしていこうという方針があるのかもしれません。もしかしたら今後、良質のタンパク源として、売り出されてくるかもしれないなと思います。

  

モリオカメコオロギ 

しらとり公園9月28日