第66回日本学生科学賞の記事を読みました。また、日本学生科学賞のホームページも調べてみました。新聞で研究内容が紹介されていたのは、次の4名でした。入賞作品は、6万7000点の応募から20点が選ばれています。

・中学校の部 内閣総理大臣賞 近畿大付属新宮中2年 寺地優太さん「ウミボタルは血の匂いを感じて餌をみつける」

・中学校の部 科学技術振興機構賞 久留米大付属中 鈴木裕悟さん「ピクトグラムの言語化」

・高校の部 文部科学大臣賞 大阪教育大付属高天王寺校舎 ブランデル葉奈さん「アリの登る仕組み」

・高校の部 内閣総理大臣賞 群馬県立高崎高 高田悠希さん「AI搭載白杖による視覚障害者歩行支援」

「1957年にスタートした日本学生科学賞は、中学生、高校生を対象にした歴史と伝統のある日本最高峰の科学コンクールです。毎年9~10月、身の回りの小さな疑問や不思議の解明、教科書に書かれている学説に対する疑問の解決などについて、 個人、もしくは生徒が共同で取り組んだ実験・研究・調査作品を募集しています。 応募作品には専門家による書類審査とプレゼンテーション審査を行い、優秀な作品を表彰します。」

「6分野に加え、「応用数学」分野の研究作品を募集・・物理、化学、生物、地学、広領域(複数の分野にわたる研究など)の5つの分野は都道府県ごとに募集。地方審査を通過し、 都道府県代表に選ばれた作品が中央審査に進みます。また、第65回大会から「応用数学」分野を新設。情報・技術、応用数学分野は地方審査を行わず、 中央一括審査の形で応募を受け付けます。」

「入賞作品には研究奨励金を・・東京・お台場の日本科学未来館で行われる中央表彰式は、例年、秋篠宮皇嗣殿下のご臨席のもと執り行い、 入賞・入選者を表彰しています。内閣総理大臣賞には50万円、文部科学大臣賞には30万円など、 全体で約700万円の研究奨励金を贈ります。」

「日本代表として世界に挑戦・・日本学生科学賞では高校の部(中学3年生が対象になることもあります)入賞作品の中から代表作品を選び、 毎年5月に米国で開催される世界最大の学生科学コンテストISEF(国際学生科学技術フェア)に派遣しています。」

「総合型選抜の受験資格にも・・日本学生科学賞での上位入賞者は、東京大学(理学部)、慶應義塾大学(理工学部など)、早稲田大学(先進理工学部)、大阪大学(理学部など)、神戸大学(工学部)、筑波大学(医学群医学類)などで総合型選抜の受験資格が得られました。2021年推薦入試では、第64回の受賞者が東京大学や大阪大学に合格したほか、多くの入賞・入選者が自己推薦で国公立・私立大学に入学しています。」

 

⇒受賞作品には、奨励金が出て、さらに優秀3点は、世界大会の学生科学コンテストにも参加するようです。知らなかったのは、総合型選抜の受験資格の獲得です。自己推薦の入学資格が取れるようです。すごくいいことだと思いました。