なぜ、難波の街の真ん中に、「赤土」という言葉がついた稲荷神社があるのか、すこし不思議に思いました。昨日歩いた住吉大社の所で見た「万葉時代の住吉の地形」の掲示の中に「黄土の地層」という記述があり、距離は少し離れているのですが、「赤土」「黄土」は、何かつながりがあるのかなと考えてみました。「黄土」は、①中国からの黄砂が降り積もっているのか、②火山灰の層なのか、③砂の厚い地層なのか、などと考えました。「赤土」は、①関東ローム層のような、風化して褐色となった火山灰層の土なのか、②大阪層群の中の粘土層の直ぐ上の砂の層で、地下水が通って酸化鉄が集まり赤くなっているところなのか、③古代の土器や須恵器の窯跡なのか、④水銀の辰砂などと関係するのか、⑤土とは関係ないことなのか、などいくつか可能性を出しておくことにしました。
また、大阪の地名の中に、「土」の色に関係したことが出てくるかもしれません。意識しておくようにしようと思いました。
赤土稲荷大明神