今日は本を読み終えました。齋藤孝さんは、大学の授業で、一冊の新書を読んで、30秒で他の人に紹介するようにさせているようです。慣れてくると、15秒で話させるということです。かつて、こぎつね小学校で朝の会をするとき、三文で話をする習慣を付けさせていました。朝の元気調べで、日直が「○○さん」と名前を呼んで、「はい私は元気です。私は・・・。・・・。・・・・・。」と、一人が30秒以内で話をします。指導をしないと、だらだら一文を長く話す子どもがいます。「・・・で、・・・・で、・・」と、「で」つないでいく話し方や、「・・・けど、・・」と、「けど」を使って文をつないでいく子どもです。言いたいことを、三文にまとめてすっきりと短く話す習慣を持たせるようにしていました。40人いる学級なので、毎日全員が話すと20分かかります。朝の会を20分以内に収めるようにしていました。それを1年生から1年間続けると、すごい力を付けました。また、その話している内容を、メモすることも、1年生の5月ごろから始めました。聞きながら書く力も、付けることができました。齋藤孝さんの本を読んで、同じようなことをしていたんだなと、心強くなりました。また、本書では、要約した文章に表題を付けるとき、「問いで見出しを作る」とよいということでした。人を引きつける問いを投げかけるようにする練習が大切だということです。