朝から1時間ほど本を読んで、遊歩から帰ってからまた続きを読んで1冊読み終えました。2007年に書かれた本なので、この本が書かれた時代からすでに15年も経っていますが、パソコン・ネットの発達で、最近、世の中が急激に変化していることが分かります。江戸時代から明治維新後の変化と同じぐらいの衝撃を持って世の中のあり方が変ってきているということです。リアルな地球と、ネット上にもう一つデジタルな地球が形成されています。梅田さんは、こちら側とあちら側という表現をされていて、全ての情報はあちら側のクラウド上で構築されていっています。たかが私の情報も、紙に書いているのではなくて、デジタル上で書いて、ブログに保存しています。ネットが繋がらなくなると、全て無くなってしまいます。社会の情報の全ては、クラウド上に置かれているので、デジタルなもう一つの地球がどんどん精密に膨大に創られているということです。仕事もそのデジタルな地球の中で行われるので、新しい仕事が生まれてきています。
最近テレビで見たデジタルな世界の進歩は、AIが絵を描く、音楽をつくる、文章の要約をしたり書いたりする、番組を作る、など、これまで人にしか出来ないところまで進出してきています。車の自動運転も、ドローンが空を飛び回るのもあと数年のようです。戦争も仮想空間ですでに始まっていて、全てデジタル生活をしていると、そのデジタルネット空間が少し乱されることで、生活が完全にストップしてしまうという状況になってしまいます。大阪の住吉区の病院の電子カルテが使えなくなり、しばらく診察を中止していたことでも分かります。
これからの戦争は、ネット世界を壊す戦いになるのかもしれません。目に見えた爆撃はなくても、電車が動かない、配送センターが動かない、医療がストップする、飛行機が飛べない、テレビやラジオが発信できない、スマホが繋がらないなどが起こり、大パニックが続くようになるのが怖いです。