今日は、堺北図書館へ行き、地下鉄で森ノ宮駅まで行きました。今日は移動の地下鉄に乗っている時間が長かったので、図書館で借りた菊池省三さんの本を半分読み、帰ってから終わりまで読みました。菊池さんは、小学校の先生を33年間されて、定年より少し早く教師を辞めて、日本各地の研修会や講演に回り、子どもが生き生きと学び合う授業を創るために奔走されている方です。各地の教育アドバイザーに任命されて、定期的に各地の学校を回られています。現職の頃から、授業研究会を立ち上げ、マスコミにもその学級の子ども達の様子が取り上げられています。文科省の「『熟議』に基づく教育政策形成のあり方に関する懇談会」の委員もされています。一人一人の子どもに寄り添い、褒めて、その子の良さを伸ばし、議論をさせながら追究を盛り上げ、学級を学び合う集団へと高めていくという、子ども主体の学習の基本を各地の学校に普及されている先生です。突拍子もない授業論ではなく、どのように子どもに寄り添うか、褒めるか、対話を高めるかという多くのノウハウの蓄積を、若い先生達に伝えたくて活動をされています。パワフルな方だと、感心させられることばかりでした。自分も現職の頃、かなりあちこちで講演をしたり、授業研究会に参加したり、現地で授業をしたり、いくつかの大学で講義をしたりしてきたのですが、退職後、やり続けるパワーがありません。今は、理科教育でこれまでやりたくても出来ていなかったフィールドワークをして、植物や昆虫や鳥などの生き物をもっと深く知ることに集中しています。