午後から雨模様なので本を読みました。盛口満さんの本を次々と読んでいます。盛口さんは、とても忙しい方ですが、多くの本を書かれています。どのようにして、この多くの本を書いておられるのか考えてみました。おそらく、沖縄にマニアの方が観察に来られて一緒に活動したときのこと、自分が各地へ出かけて観察をしたときのこと、大学生に講義をしたときのことなどを、その時々に書きためておいて、それらを自分のこれまでの経験とつなぎ合わせながら1冊の本にまとめられていると思います。今回の本は、ドングリ、コケ、粘菌、冬虫夏草の観察を、雨の日の森をテーマとして、まとめられていました。日々の観察を、ドラマとして書き溜めておくことが大切なのだと思いました。齋藤孝さんは、まずテーマを立て、そこから小テーマ、小項目を書き出し、目次を構成してから、書き進められているように思われます。人それぞれ、一冊の本にまとめていく方法が違っているように感じます。本人から話を聞かせて頂くと、また全く違っているかもしれませんが、こんな印象を受けています。今後の仮想研の書き進め方の参考にしようと思っています。