今日は本を読みました。読むと言うよりも見ました。素晴らしい岩石のスケッチの本です。これまで盛口さんは、昆虫や植物を中心に描いておられて、今回のようないろいろな石を、スケッチで描き分けているのを見るのは初めてです。さすがです。絵を見るだけで,岩石の種類まで分かります。化石、鉱物、岩石の様子を表現するのに、細かい所まで描いているので、とても時間をかけられているなと思います。他の人にない技術を持つと自信につながります。文章を書く人、昆虫や植物を詳しく観察する人はそれぞれおられますが、さらに、両方の技術を持ちながら、このような上手に絵を描ける人は、おそらく盛口満さんだけだと思います。他の人にない技能を存分に生かしながら、次々と本を出版されています。このような技術の習得には、とても時間をかけられているところから生まれてきます。集中力を持つ、やり続ける力を持つ、無駄な生活、無駄な時間の使い方をしないのだろうと思います。自分も、万年筆を使ったペン字をなんとか習得して、ハガキや手紙がペンで書けるようになりたいと思って練習を続けています。若い頃からワープロ、パソコンを使って文章を書く生活だったので、殆ど手書きをすることはありませんでした。退職をしてから、手書きの技術を身に付けようと練習を始めています。まずは、石の上にも3年です。3年間は、練習を続けようと思っています。