█コマツナギ 2022年7月29日 三国ヶ丘駅近く
コマツナギです。落葉低木。クズの小型のような花です。
「本州、四国及び九州に分布するマメ科の落葉低木。草原や路傍などで普通に見られ、ハギに似た花を咲かせるため、ノハギ、カワラハギ、ウシハギ、クサハギなどの地方名で親しまれる。日本以外でも韓国の済州島や中国に自生する。コマツナギ(駒繋)という名は、太くて逞しい根が地中に張り巡らされるため、枝に馬(=駒)を繋ぎ留めることができることに由来するという説と、葉が馬の大好物であり、馬がこの木から離れなくなることによるとする説がある。低木であり、枝や幹もそれほど太くならないことから後者の説が有力視される。
開花は7~8月で、葉の脇から伸びた花序に、淡い紅紫の花が穂状に群がって咲く。一つ一つの花は長さは4ミリ程度の蝶型でハギのようだが、花全体としてはクズ(葛)の花を小型にしたような感じになる。花の後には長さ3ミリほどの円柱形の豆が黒く熟し、中には数個の種子が入る。葉は長さ8~20ミリの小葉が4~5対集まって羽根状になり、枝から互い違いに生じる。葉の両面と若い茎には細かな毛が生じるのが特徴。幹や枝は草のような雰囲気だが、冬季にも地上部が残るため、草ではなく木の仲間。モンキチョウ(蝶)の食草であり、葉や花は山菜として食べることができる。」(植木ペディア)