█ニジュウヤホシテントウ 2022年7月8日 長居植物園
ニジュウヤホシテントウです。ナス科の植物の害虫とされています。今回は、ワルナスビの葉にいるニジュウヤホシテントウの写真を撮ることができました。初めて記録するテントウムシです。ネットで情報を検索してみました。
「ニジュウヤホシテントウは年に3回ほど発生する「3化性」です。越冬した個体が4月ごろになると越冬場所から飛んできてナス科やウリ科の葉の裏に産卵し、約50日で成虫になります。越冬した成虫が産んだ卵から成虫になった個体が6月中旬~7月にかけて、その次は7月下旬~8月にかけて、最終世代は9月上旬~10月にかけて発生します。産みつけられてから約1週間で孵化し、先に孵化した幼虫はまだ孵化していない卵を共食いすることもあるようです。ニジュウヤホシテントウのメスは1回で20個~50個の卵を産み、一生かけて産む卵の数は約300個~700個といわれています。ニジュウヤホシテントウの成虫は、暗黄色~暗橙色の体に黒い斑点が28個ついています。「二十八星天道(にじゅうやほしてんとう)」の名前の由来です。羽全体に細かい灰色の毛が生えているため、光沢がなく色も暗い印象です。ニジュウヤホシテントウの食べ物は、成虫も幼虫もナス科やウリ科の植物です。葉の裏の皮を破って、中の成分を吸い取るようにして食害するため、特徴のある痕が残ります。キャタピラーが走ったあとの土やバーコードのような模様です。ニジュウヤホシテントウの被害を受けることが多いのは、ジャガイモ、ナス、シシトウ、キュウリやズッキーニ、トマトやピーマンなどです。」(BOTANICA)