█アオドウガネ 2022年7月8日 長居植物園
アオドウガネです。いろいろな葉を食べる害虫に指定されているようです。
「1 形態・・成虫の体長は17~22mm。背面の体色はややつや消しの緑色で体表面に微細な点刻がある。腹面は銅緑色で各腹節の両側に長毛を生じる。終齢幼虫は卵黄色で体長は約50mm。
2 被害の様子・・幼虫がイチゴ、サツマイモ、サトウキビ、パイナップルなどの根を食害する。沖縄ではサトウキビの重要害虫で、根を食い尽くし枯死させることがある。また、成虫はカキ、ブドウ、ビワなどの果樹類やイヌマキ、サンゴジュ、カナメモチ、サクラなどの樹木の葉を食害し、ひどい時は葉が網目状になる。
3 生態・・暖地性の種で、本州西部から南西諸島及び朝鮮半島に分布する。近年、分布域が北上する傾向が見られ、関東地方でも生息数が増加している。年1世代で、成虫は5~9月に出現する。成虫は夜間に活動し、灯火によく飛来する。」(あいち病害虫図鑑)