オオヒラタシデムシ 2022年5月21日 大泉緑地

 

 オオヒラタシデムシのようです。ネットから学ばせてもらいました。

「一口にシデムシといっても、実際はいくつかの種類がいます。日本にいるシデムシとしては、全身黒色で最も普通種といえるオオヒラタシデムシ、日本のシデムシでは最大種で全身黒色のクロシデムシ、背中にオレンジの模様が入るツノグロモンシデムシヨツボシモンシデムシなど、日本にも多くの種類が生息しています。シデムシの最大の特徴といえるのが、その食べ物です。というのも、シデムシは腐食性で、他の生き物の死体などを食べて暮らしているのです。基本的に死肉であれば何でも食べる対象になるようで、死んでからあまり時間がたってないもの、ある程度時間がたって乾燥したものでもどちらも食べるようです。また、死肉の中にいるハエのウジ等を食べることもあり、中にはハエのウジのみを食べるシデムシも存在します。シデムシは一見ただの甲虫にすぎませんが、実は子育ての形態などから亜社会性の昆虫であることが知られています。というのも、親シデムシは子の口へ餌をもっていって食べさせるなどします。幼虫の餌には動物の死骸を地中に埋めたのち肉団子にしたものを利用するとされています。シデムシは非常に独特な生態をしており、『ファーブル昆虫記』などで有名な昆虫学者であるファーブルもこのシデムシについて研究を行っています。小さな虫であっても、いろいろな工夫をしてこの世界を生き延びているのですね。」(生き物情報ナビ)