ニワゼキショウ 2022年5月3日 大泉緑地

 

 ニワゼキショウです。ネットで調べると、いろいろな種類があるようです。

 ニワゼキショウ、オオニワゼキショウ、ルリニワゼキショウ、ヒトフサニワゼキショウ、アキマルニワゼキショウ、キバナニワゼキショウ、など。ニワゼキショウ属の分類は、まだ確立されていないということです。

「10年ほど前から不明種を見るようになりました。草刈りされるところなので本来の草丈は分かりませんが、この不明種はオオニワゼキショウではないと思います。
 花の中心に見える3個の黄色いものは雄しべの葯で、雄しべ3個は基部で合着しています。ルリニワゼキショウ、ヒトフサニワゼキショウなどは3個の雄しべが合着します。雄しべを取り除くと雌しべがあり、花柱と3分岐した柱頭があるようです。 
 ニワゼキショウの仲間の花冠には花被片が6個あり、内側の花被片を内花被片(花弁に当たる)、外側の花被片を外花被片(ガク片に当たる)というようです。
 オオニワゼキショウの内花被片には3本すじがあり、外花被片には5本すじがあります。内花被片と外花被片の大きさや幅がやや違い、他の種と比べるとその違いがよく分かります。ところがニワゼキショウとの雑種であるアキマルニワゼキショウや、他にも訳が分からないもの、よく似た種なのか雑種なのでしょうか。
 原産地の北アメリカには多くの原種があるようで、ニワゼキショウ属の分類はまだ確立されていなくて、何だか分からない不明種も見られるようになりました。」(野の花、山の花)