こぎつね幼稚園の年長保護者に、小学校の学習の紹介をしました。ビデオ撮りをして、それをネットで公開するという方法でした。幼稚園の先生が数人、目の前で聞いて下さって、その方々にお話をするという環境で話をしました。たくさんの保護者の方々の前ではないので、緊張度はあまり高くありませんでしたが、ビデオ撮りをしているので、いつまでも記録として残るのは、少しいやだなあと思いました。
今回お話をした時に使った資料を、記録しておくことにします。要点だけを書いているので、分からない記述もあるかもしれません。このプレゼンを見てもらいながら、お話を進めました。ちょうど、50分ほどで終えた思います。
『こぎつね小学校の学習』
Ⅱ 自己紹介
Ⅲ 目次
① 幼稚園と同じく、子ども主体の教育であること。
あなたはどう思う、どのようにしたい、すごいね。
変化が激しい世の中でどのように生き抜くか、
個性をいかに発揮するかということを学ぶ。
② 朝の会、自由研究発表、独自学習が一番大切な学習。
話す力、書く力、おたずねをする力。
③ 学級、学年、学校行事は、全て子どもが中心になって運営していく。
④ 何をどのように学ぶかということは、その子自身の学習への関わり方で決まる。
まずは、教えない。
学びを自分で立ち上げる瞬間をたくさん経験させる。
⑤ 日記、ノート、レポートに書くことで、学びを積み上げる。
⑥ 学習は、分からない事を出し合い学び合う、相互の学習で進められる。
⑦ 5,6年になると、先生を乗り越えて学びを高めている。
⑧ 辞書、事典、図鑑、参考書を常に身の回りに置いて学習をする。
Ⅳ 内容
1. 幼稚園と同じく、子ども主体の教育であること。
・あなたはどう思う、どのようにしたい、すごいね。
・変化が激しい世の中でどのように生き抜くか、
個性をいかに発揮するかということを学ぶ。
・15年後の世の中の様子は、予測がつかない。
・知識も大切だけれど、まずは、自ら「学ぶ力」をつけること。
・「学ぶ力」とは、
お尋ねする力、調べる力、聞く力、書く力、話す力、表現する力
↓
思考力、論理力、表現力、行動力
広い知識と教養、語学力、読書力
↓
一人で取り組む時間と空間が大切
2. 朝の会、自由研究発表、独自学習が一番大切な学習。
・話す力、書く力、
・お尋ねをする力。
・一人三文で、自分の発見を発表する
・年間1000点の自由研究発表を聞き合う
・自由研究発表に対して、必ずお尋ねをする
・保護者は、子どもの見聞を広げるために、土曜日は、あちこちへ「おさんぽ」。
・日曜日は、子ども自身で独自学習を深める。
・ゴールデンウィーク、夏休みは、自由研究のために、各地各所へ。
・冬休みは、地域の研究、伝統の研究。
・1、2年生の自由研究は親が手伝い、3年からは自分でまとめるように、学校で書くようにする。
・一、二週間に一度は必ず図書館に通って、多くの本にふれ、身近に置く。
・学校の学習単元に合わせて、独自学習を自分で進める。
3. 学級、学年、学校行事は、全て子どもが中心になって運営していく。
・『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
・学級の学習係
・学級の生活係
・高学年の各委員会活動
・学年、学級の遠足の計画
・運動会、集会活動、音楽会
・しごと合宿 (4年滋賀京都合宿、5年白川郷合宿、6年東京合宿)
・「めあて、ふりかえり」が 学習係活動、生活係運営の 根底にある。
・先生は、子ども達のノートの、「ふりかえり」を中心に読む。
4. 何をどのように学ぶかということは、その子自身の学習への関わり方で決まる。
・まずは、教えない。
・学びを自分で立ち上げる瞬間をたくさん経験させる。
・「奈良公園にお散歩に行きましょう。何かお尋ねはないですか。」
から学級の学習は始まる。
・自分で教科書、資料を読み、独自学習を進める時間が大切。
・自分で問題、課題を見つける時間を確保する。
・さらに高い学習が出来る子どもは、さらなる参考書を持ち込む。
「独自の学習」 から 「相互の学習」 へ 「さらなる独自学習」
・あらゆる学習場面で、自分から学ぶ力、自分で資料を集める力を付ける。
・さらなる独自学習で 「レポートの作成」
5. 日記、ノート、レポートに書くことで、学びを積み上げる学校。
『メモ帳がすごい』
・メモ帳の活用・・遠足、観察、調査、日々持ち歩く
気づいた事
初めて知った事
分からない事 調べてみたい事
地名、人名、地図など
話を聞いてメモをする
解説を見てメモをする
・「メモ帳」を書く力は、ノート力につながる。
ノートは自分で書く。聞き書きをする力へと進む。
・聞き書きの力は、朝の元気調べの聞き取りでも鍛える。
・日記は、一日の学びの「ふりかえり」として書く。
6. 学習は、分からない事を出し合い学び合う、相互の・独自学習の時間があって、相互学習へと進む。
・分からない事を出し合って、互いに学び合う。
・学習の始まりは、「今日の学習のめあて」の発表から。
3~5人発表する
・めあての中に、今日の追究の課題が含まれる
または
相互学習の話し合いの中に、今日の追究の課題が見えてくる。
・みんなで問題、課題、実験を追究する。学び合う。
・今日の学習から分かったこと。「結果」を書く。
・「学習のふりかえり」を書く。
・次への課題が見えてくる。
7. 5,6年になると、先生を乗り越えて学びを高めている。
「学び合う共同体」
・伸びる子どもから学び合う。
どんな課題でも、誰かが中心になって学びへと高めてくれる「自立した学習」
・学習係から宿題や課題を出す。
・価値のない宿題で、学びの邪魔をしない。
・計算ドリル、漢字ドリルは、自分で進めて、提出。
・学習係が学習を進める。
・レベルが上がりすぎないように、先生が時々「もう少し易しく」とお願いする。
中学、高校レベルまでになってしまう時がある。
・先輩の先生の言葉・・研究授業の後の評価
「先生勝ちの、授業だったね」??
8. 辞書、辞典、図鑑、参考書を常に身の回りに置いて学習をする。
・国語辞典 漢字辞典
・広辞苑 大辞林 国語大辞典
・理科学習事典
・人名辞典、四字熟語、慣用句、反対語辞典、
・昆虫、植物、海の生き物、動物図鑑
・歴史事典 年表 地図帳
・英和辞典、和英辞典 文法
・各教科の参考書、問題集
Ⅴ 最後に <ブログ紹介>
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