今日は、本を5冊返却して、3冊借りました。本を持ったまま、昭和町駅まで9㎞を歩きました。
①金田初代『道草の解剖図鑑』エクスナレッジ2021
②新井紀子『AIvs.教科書が読めない子どもたち』東洋経済新報社2018
③ローレンス・クラウス『宇宙が始まる前には何があったのか?』青木薫訳/文藝春秋2013
①の『道草の解剖図鑑』の本は昨年出版された新しい本でした。春になり植物の写真が増えてくるので、借りてみました。よく似た植物を同じページで取り扱い、違いが詳しく説明されているので、読み物として読んでおきたいと思いました。②の本は、東大の受験をロボットが合格することができるのかという実験をしている数学者です。AIの可能性、限界について、数学的に詳しく書かれているようです。コンピュータは計算機なので、人間のような知能を持つことは出来ないと言い切っています。読むのが楽しみです。③のローレンス・クラウス『宇宙が始まる前には何があったのか?』は、最近続けて借りている宇宙論の本です。筆者のローレンス・クラウスは次のような人です。
「宇宙物理学者。アリゾナ州立大学にて「起源プロジェクト」を創設し率いる。1995年、「真空のエネルギーは、非常に小さいがゼロではない」という大胆な説をマイケル・ターナーとともに提唱。当時は異端視されたが、後に見事、実証される。また、「科学は神を信じないことを可能にする」という反神論者の立場から、不可知論者のリチャード・ドーキンスとともに、神学者や哲学者と真っ向から対決しディベートを重ねる。アメリカの物理学における「顔」でもある彼が、本書の原題と同じ「A UNIVERSE FROM NOTHING」とのタイトルで行った講演は、YouTubeで150万pvを超え、センセーションを巻き起こす。著書に『物理学者はマルがお好き』、『ファインマンさんの流儀』などがある。2012年には全米科学審議会から「公益賞」を授与された。」
また、訳者の青木薫さんも、次のようなすごい方です。
「1956年、山形県生まれ。京都大学理学部卒、同大学院修了。理学博士。翻訳家。主な訳書にサイモン・シンの『フェルマーの最終定理』『暗号解読』『宇宙創成』、ブライアン・グリーンの『宇宙を織りなすもの』、マーシャ・ガッセンの『完全なる証明』、マンジット・クマールの『量子革命』など、専門の理論物理学を活かしたものから、数学、分子生物学まで、科学書をもっとも美しく訳す訳者としてファンは多い。「幅広い層に数学への興味を抱かせる本を翻訳して、数学の普及に大きく貢献している」として2007年の日本数学会出版賞を受賞している。著書に『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』がある。」