イラガの繭 2022年2月12日 二上山

 

 2月は、二上山を歩いていても、昆虫を見つけることは難しく、今回は唯一、このイラガの繭を見つけました。

「小さな卵のような形をしていて、とても硬いです。この繭はカルシウムがたくさん含まれています。実はイラガの繭は、日本に生息している昆虫の中で一番固いといわれています。イラガの好む樹木の枝や、コンクリートの壁などに繭を作ります。蛹になる前のイラガが繭のなかに潜んでいます。孵化するときには、繭の上が蓋のようになっているので、パカっと開きます。この繭の中にいるイラガは「玉虫」と呼ばれていて、タナゴ釣りのエサとして使われます。ちなみにお値段は1個50~100円です。」(自然のチカラ)