フィールドワークから帰ってから、『アンドロメダのA』という本を、大阪市立中央図書館で検索をしたのですが、見つかりませんでした。大きな図書館なのに、持っていない本もあるのだなと思いました。そこで、堺市の図書館ネットワークで検索してみると、東図書館にあるということが分かり、北図書館へ、取り寄せてもらうことにしました。読みたい本を、取り寄せてもらえるのは、本当に有り難いサービスです。
この『アンドロメダのA』という本は、リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』という本の中で紹介されていた本です。アンドロメダからの電波をキャッチした人類は、コンピュータでその暗号を解読しようと試みているうちに、コンピュータが乗っ取られてしまい、人類破滅の危機が訪れるという状況になります。結論的には、そのコンピュータシステムを斧で破壊することで、人類は助かるというような内容です。早川ミステリー文庫のSFです。ウイルスが生物の遺伝子を乗っ取ってその生物を支配するように、パソコンを乗っ取って全地球を支配するというお話のようです。現在のようにネットワークでつながったコンピュータの状況では、0と1で書かれた暗号によって、宇宙人から、現実的には一部の地球上の独裁者によって、全地球の動きが制御されてしまいます。怖い近未来のお話です。
堺市の図書館で本を予約しました。届くのが待ち遠しいです。