■アサギマダラ 2021年11月15日 槇尾山
槇尾山施福寺の境内に、アサギマダラがいました。じっくり見て、写真を撮ったは初めてです。
アサギマダラについて調べてみました。
「平地から山地、高原まで広く見られ、都市部の公園に飛来することもある。初夏から発生するが、晩夏から秋にかけて見る機会が多くなる。あまり羽ばたかずにふわふわと優雅に飛ぶ。移動性が強く、マーキング調査では数百キロも離れた場所で発見されることもある。本州の北半分や北海道では冬越しできず、毎年、暖地で発生したものが飛来するが、個体数は少ない。幼虫の食草は、キジョラン、イケマなど、ガガイモ科の植物。幼虫も成虫も体内に食草由来のアルカロイド系毒物質をもつ。本土では幼虫で越冬するが、南西諸島では決まった越冬態はもたず、卵から成虫までのすべてのステージで越冬すると思われる。キジョラン、イケマ、トキワカモメヅル、サクラランなど、ガガイモ科の植物の葉を食べる。1年中見られるが、東京や大阪の近郊では冬場や春先に探すと比較的見つけやすい。」(昆虫エクスプローラー)
アサギマダラの幼虫の食草であるキジョランについても調べてみました。
「キジョランは、ガガイモ科の常緑のつる性植物です。園内のいたるところにつるを伸ばしています。初秋に花が咲きますが、実が熟すまでに一年以上かかります。花はたくさん咲くのですが、実になるのはわずかです。花は径4㎜位の小さな白い色をしています。実は長さが13-15cm位のラグビーボールのような形です。最初は、緑色をしていて、探すのも大変ですが、実がなっているところでは、いくつも見つかります。晩秋から初冬にかけて、熟してくると茶色に変わってきます。中から長い白い毛を持った種子がいくつも飛び出してきて、この様子が、鬼女の髪の毛に似ているので、鬼女蘭という和名になったといわれています。アサギマダラの幼虫の食草です。葉に丸い穴が開いていれば、幼虫の食べた跡です。葉の裏に幼虫が隠れているかもしれません。」(森林総合研究所)