クコの花 2021年10月21日 大和川河川敷

 

 紫の可愛い花です。クコの花のようです。赤い実ができます。情報をネットで調べてみました。

「 北海道から沖縄まで日本全国に分布するナス科の落葉低木。川の土手や海岸近くの空き地などで普通に見られるが、庭木として垣根などにも使われる。株全体に薬効があり、「不老長寿の源」として何かと話題になりやすい。日本のほか中国や朝鮮半島にも自生が見られる。
 葉は長さ2~4センチで、短い柄に数枚が集まって生じる。質感は柔らかで両面ともに毛は生じない。主だった幹はなく、細い幹が株元から多数生じる。枝は灰白色で縦に筋が通り、弓なりになって垂れ下がる。小枝の先端がトゲ状になることがあり、手で触れると痛みを感じる。枝葉はビタミンCを含み、クコ茶(延命茶)、クコ飯、クコ粉末(ふりかけ)などに使われる。
 花はナスを小さくしたような色形で、1~4輪が葉の付け根にぶら下がる。直径は1センチほどの釣鐘型で先端は五つに裂け、1本の雌しべを5本の雄しべが囲んでいる。開花期間は晩夏から初秋まで(7~11月)と長い。果実は長さ1~1.5センチ、直径0.5センチ程度の楕円形で水分が多い。アミノ酸やタンパク質のほかアルカロイド物質が含まれ、クコ酒に使われる。果実には白ゴマに似た種子が10粒以上入っているが、繁殖は挿し木によることが多い。
 クコの実は熟すと朱色になるが、自然に落ちることが少なく、長い間、木の上に残る。また、翌年の花期に熟すため、花と実が一緒にできるように見える。
 クコは株全体が薬用にされ、平安時代から貴族の間で愛用された。漢方では果実を「枸杞子(クコシ)」「木蜜」、花を「長生薬」、根を「地骨皮」、葉を「枸杞葉」と呼ぶ。主な効能は血圧降下、解熱などで、薬理実験でもその効果が確認されている。」(植木ペディア)