■アレチウリの花 2021年9月16日 大和川河川敷
アレチウリが、クズ以上に河川敷を覆っています。アレチウリについて調べてみました。とても繁殖力が強く、厄介な植物のようです。
「雌雄異花。雌花は淡緑色で直径約6 mm、球状に集合する。雄花は黄白色で直径約1 cm、総状に咲く。花期は8月から9月で、花の後には白いトゲに覆われた実がなる。繁殖力は凄まじく、1株当たり25,000個以上の種子をつけていた例も報告されている。果実は長さ1センチほどで長くて鋭い棘が密生し、金平糖のような形にかたまって結実する。触ると痛く、棘は細くて硬くしなやかなので、ジーンズ程度の服ならば貫いて刺さったりする。実には苦さや渋みがあり、食用には適していない。
長野県では県が主体となってアレチウリを駆除するため、毎年7月の最終日曜日を「アレチウリ駆除全県統一行動日」を定め、2007年(平成19年)7月29日に駆除を行う民間団体、市町村、県等が連携して、県下各地で駆除作業を行った。以後定期的に駆除作業が行われている。国土交通省千曲川河川事務所は抜き取り作業によるアレチウリ駆除のマニュアルを整理している。それによると
・種を付ける前に抜き取る。
・できるだけ小さいうちに抜き取る。
・1年に数回抜き取る。
・アレチウリが現れなくなるまで数年間続ける。
というのがその基本で、6月から9月に計三回の駆除作業を数年間継続しないと効果が出ない。 また、長野県林業総合センターによれば、『長野県では8月10日以降に発芽した個体は、開花結実しない』という結果が出ている。また、駆除のために種子を地中に埋没させる方法が研究されている。ツルのように巻き付きながら高木をも覆い尽くして枯死させてしまう、成長・繁殖力が強いこと、根が残ると再生することから、「まわりの固有在来種が根こそぎ駆逐されてしまう恐れがある」として、2006年(平成18年)2月から駆除すべき「特定外来生物」に指定された。」(Wikipedia)