■キカラスウリ 2021年7月21日 こぎつね
こぎつねから、キカラスウリの花が咲いていたと、写真が送られてきました。ネットでは、次のような解説を見付けました。
「夏の夜に、花弁の縁が糸状に長く伸びる花を咲かせます。この複雑な花弁は、蕾の時にはきれいに折りたたまれているのですが、時が訪れると一糸乱れずに展開していき、短時間で完全に開ききります。「糸」の一本一本がみるみる伸びていく様子は不思議で、よくからまったりしないものだと感心させられます。開花が始まるのは夜で、翌朝にはしおれてしまう一日花です。ヨルガオやゲッカビジンなどの夜咲きの花は、一般に白もしくは白っぽい色をしています。白い花は月の光の下でよく目立ち、花粉を媒介してくれる動物(カラスウリやヨルガオの場合はガ、ゲッカビジンの場合はコウモリ)へのかっこうの目印となるからです。カラスウリは林の縁などに生育する蔓植物。市街地のちょっとした空き地など、人の生活圏内で比較的多く見られることから、かつて人間の手によって植えられたのではないか、と考える人もいます。飢饉の時に、根からでんぷんを採取するために植えておいたのでしょうか。」(草木図譜)