■ヒメマルカツオブシムシ 2021年4月23日 新金岡駅近く
カナメモチの花の中に、とても小さな甲虫がいました。テントウムシの仲間かなと思って写真を撮ったのですが、ヒメマルカツオブシムシでした。
「カツオブシムシ科マルカツオブシムシ属の昆虫である。カツオブシムシ科の中ではごく小型に属する。成虫の体長は約3mm、短い楕円形で体はやや腹背に扁平ながらも厚みがある。背面は細かな鱗状の毛が全体を覆っていて、全体に灰黄色に見える。やや褐色と黒っぽい幅の広い横帯が模様を作る。触角は短くて先端は棍棒状。幼虫で越冬する。3-4月に蛹となり、20-30日で羽化する。蛹は終令幼虫の脱皮殻の中に収まる。成虫は約10日間、その場にとどまり、そこで交尾と産卵を行う。その後に野外に出て、初夏に花を訪れ、花粉などを餌とする。特に白い花に集まり、マーガレットなどには頻繁に見られる。成虫の寿命は30-50日。幼虫は動物質の繊維や角質を食う害虫で、毛糸や絹などの衣類、毛皮製品、動物や昆虫の乾燥標本、剥製などを食害する。古くは製糸工場で繭に被害が出るなど、生糸産業での重要な害虫とされた。」(Wikipedia)