■ヤブサンザシ 2021年3月19日 長居植物園
あまり見ることのない植物です。小さな黄色い花を付けていました。
「中部以西の本州、四国及び九州に分布するスグリ科の落葉低木。スグリやフサスグリの仲間だが、果実の様子がバラ科のサンザシに似ることからヤブサンザシと命名された。自生は稀だが、若木のうちからよく実が成るため、盆栽や庭木として使われることが多い。日本以外では朝鮮半島や中国に見られる。開花は4~5月。雌雄異株であり雄の木には雄花が、雌の木には雌花が咲くが、黄緑色で直径が1センチに満たないため、あまり目立たない。雄花は葉の脇に3~6輪ずつ咲き、5個の雄しべと花弁のように見える5つの萼片が皿型に開く。雌花には退化した5個の雄しべと雌しべが一つある。いずれも退化して小さくなった花弁は、萼片の間に紛れている。花の後には球形の実ができ、10~11月ごろに赤く熟す。実はサンザシより小さく、果皮は肉質で水分もあるが、苦味と酸味が強いため生で食べるのは難しく、果実酒にするのが一般的。」(庭木ペディア)
➡雌雄異株 この写真の花はどちらなんでしょう。
➡バラ科のサンザシに似ている。スグリ科の仲間。
➡雌花には、退化した5個の雄しべと雌しべが一つある? この写真の花は雌花?