本0038 カート・ステージャ『10万年の未来地球』日経BP社2012年

 

 アメリカには、優れたサイエンスライターがいるので、最先端の科学を分かりやすく解説してくれます。これから温暖化が進む地球の未来の姿を、過去の気候変動の結果と比較して研究されています。過去の化石から、未来を考えていこうとする本です。日本でも、もっとこのようなサイエンスライターと言われる、高度な科学的知識と文章力を持った人が、活躍するようになってほしいと思います。理系の研究者が少ないというこれまでの教育の在り方が、大きな問題点としてあるのでしょう。