■トサミズキ 2021年2月23日 大泉緑地
サンシュユと同じころ、トサミズキも咲き始めました。少しロウバイにも似ているのですが、ロウバイの時期は、過ぎています。
「主に土佐(高知県)の山地に自生するマンサク科の落葉樹。枝を切ると水気が多いこと、あるいは落葉高木のミズキに葉が似ることから名付けられた。庭木としての歴史は古く、江戸時代には葉に模様の入った斑入り種がもてはやされた。開花は3~4月。長さ4センチほどの花穂は、直径7ミリ程度の小花が5~10輪ほど集まってできる。花弁と雄しべは5個ずつあり、雄しべの先端の葯は暗い紅色になる。花の後にできる果実は熟すと自然に二つに裂け、中から楕円形の黒い種子が顔を出す。よく似ているのがヒュウガミズキ。同じマンサク科トサミズキ属の植物だが、葉も花もトサミズキより小さく、枝も細い。また、トサミズキは花が7~8個単位で垂れ下がるのに対して、ヒュウガミズキは2~3個単位と少ない。なお、トサミズキ属は7種あるが、日本にはトサミズキ、ヒュウガミズキ、コウヤミズキ、キリシマミズキの4種が自生する。」(庭木図鑑)
トサミズキは、花が5~10個集まって長く垂れ下がり、ヒュウガミズキは2~3個で短い、ということが分かりました。この写真ではまだ長く垂れ下がっていませんが、花の数は多いように思われ、トサミズキとしました。