タンポポ  2021年1月15日  蜻蛉池公園

 

 真冬でも、タンポポは綿毛になり、種を飛ばしていることを知りました。タンポポの受粉について調べてみました。セイヨウタンポポは、受粉をしなくても、種子を作ることができるようです。セイヨウタンポポのおしべの中には、花粉ができないということです。

「●タンポポは日本には20種類以上ありますが、セイヨウタンポポとかアカミノタンポポのような帰化植物もあります.ふつうのタンポポは花粉が昆虫によって運ばれる虫媒花です。しかし、自分の花粉では受精できなくて他の花の花粉でないと駄目なのです。つまり自家受粉はできないのです。このような現象は自家不和合といって、ほかにも多くの例があります。他方、セイヨウタンポポは花粉を作らなくても自分で種子をつくることができます。セイヨウタンポポのおしべの中には花粉ができていません。いわば処女生殖です。繁殖の戦略を考えると、セイヨウタンポポは在来のタンポポより有利ですね.在来のタンポポが広く繁殖するには、花粉を運んでくれる昆虫が沢山いること、株数が多いことなどが求められます。セイヨウタンポポはその上一年の間に何度も花を咲かせます。在来のタンポポが少なくなって、セイヨウタンポポがはびこっている原因の一つは繁殖の戦略によるものと考えられます。」

 

花火