ビワの花は今ごろ咲きます。幼稚園で子ども達と自然観察をしている時にも、こんな時期に花を咲かせているんだと不思議に思っていました。だれが受粉を助けるのだろうと思うのですが、それなりの昆虫は、動いているのかもしれません。花の時期が長いので、冬の暖かい日には、昆虫も動くことがあるのでしょう。
「●常緑小高木で、高さは5 - 10メートルほどになる。葉の形は、長さ20センチメートル前後の長楕円形で、葉身は厚くて堅く、表面が凸凹しており葉脈ごとに波打つ。葉縁には波状の鋸歯がある。葉の表面は初めは毛があるが、生育するにつれて毛はなくなり光沢が出てくる。葉の裏面は、淡褐色の毛に覆われたままである。花芽は主に春枝の先端に着く。花期は晩秋から冬(11 - 2月)で、甘い芳香がある地味な白い5弁の花を群がりつける。葯には毛が密に生えている。自家受粉が可能で、初夏(5 - 6月)に球形から卵形で黄橙色に熟した実をつける。果実は花托が肥厚した偽果で、長さは6 cm前後になり、全体が薄い産毛に覆われている。果実の中には大きな赤褐色の種子が数個あり、可食できる果肉部分は全体の約3割ほどである。」
➡自家受粉するようです。昆虫は、かかわらないのでしょうか。
ビワの花(20201205 大和川沿い)