フウセントウワタは、風船のような実がなって初めて存在に気づくのですが、毎年同じコースを歩いていると、昨年その実がなっている枝に花が咲いているのを見つけました。実の数から考えると、花が多いように思うのですが、どのように受粉するのかちょっと分かりません。
「●フウセントウワタは、ハリセンボンのようなとげのある果実がユニークな観賞用のトウワタ(唐綿)です。とげといっても鋭いものではなく、柔らかい突起で、庭で楽しむほか、切り花やドライフラワーにも利用されています。晩夏から果実がついた鉢植えが流通します。葉腋から花柄を伸ばし、反り返った花弁をもつ乳白色の花が集まり、下向きに咲きます。紫色の副花冠には蜜がたまるので、アリが寄ってきます。果実が成熟すると縦に裂け、ワタというよりもむしろシルクのような冠毛のついたタネが飛散します。茎に傷をつけると白い汁が出ます。この汁は毒性があり、目に入ると角膜炎を起こすことがあるので注意してください。霜が降りない暖かい地域では冬越しも可能ですが、一般的には冬に枯れる春まき一年草として扱います。冬越しさせたい場合は、鉢植えにして、秋に切り戻しをして室内に取り込むとよいでしょう。」
➡茎から出る白い汁は毒性があり。
➡霜が降りない地域では、冬を越す。
フウセントウワタの花(20201025 西田辺駅近く)