紫色のキク科の植物です。ヨメナでしょう。よく似たキク科が多くあり、特にノコンギクとの見分けが難しいと、図鑑にも書かれています。

「●道端で見かける雑草に類する植物で、秋に薄紫か白い菊の花をつける。ただし、よく似た姿のキク類は他にもいくつかあり、一般にはそれらをまとめてヨメナと呼んでいることが多い。いわゆる野菊に類するものである。地下茎があり、小さな群落を作る。茎は高さ50-100cm位になり、上の方で枝分かれして、小さな茂みを作る。葉は卵状楕円形で、粗く低い鋸歯がある。色は深緑で、つやがあまりない。周辺には浅くて大きな鋸歯がある。秋に茎の先端から花茎を伸ばし、その先端に花をつける。花茎は基部で少し枝分かれする。花はいわゆる野菊の花である。外側にはサジ型の白い舌状花が並び、内側には黄色い管状花が密生する。」(Wikipedia)

「●特によく似ているもので最も普通なのがノコンギクである。草の姿、葉の形等非常によく似ている。区別点の一つは花序の形で、ヨメナが花序の基部で分枝し、個々の花の柄は長いのに対して、ノコンギクの花序は途中から上の方で分枝するので、個々の花の柄は短い。記憶用にはこれを称して「ヨメナはハナの下が長い」という。また、ヨメナの葉がほとんど無毛なのに対して、ノコンギクは細かい毛がある。もっと確実に判断するには、種子の冠毛を見るとよい。ヨメナは全くないのに対して、ノコンギクの場合は立派な冠毛が多数ある。花が落ちるころにはブラシのような姿になるし、花が咲いていても、それをむしれば確認できる。」(Wikipedia)

➡ノコンギクとの区別が難しいらしい。

 

ヨメナ(20201010 大泉緑地)

 

宝石紫