モッコクの花が咲いています。なかなか覚えにくい木なのですが、花の様子を覚えて、葉の形や枝の広がり方などを記憶していきたいと思います。我が家には、庭がないのですが、近くの家のお庭にモッコクの木を見つけて、花や実の様子を年間通して見ていくと、覚えられるかなと考えます。近所の家の木や、公園の植栽や街路樹などの、樹木マップを作るとよいのかもしれません。
「モッコクは、ツバキ科モッコク属に分類される常緑性の広葉樹です。関東以南から朝鮮半島、中国に分布しています。和名の由来は定かではありませんが、花の香りが洋ランのセッコクに似ていることから名づけられたとされています。また、赤い実をつけることから「アカミノキ」とも呼ばれています。丈夫で樹形が美しいことから、古くから庭木に利用され、江戸五木の1つに数えられます。また、現代でも、モチノキやモクセイとともに、「庭木の王」と呼ばれています。革質の葉っぱは、長楕円形でつやのある深緑色をしており、付け根が赤みを帯びます。枝先に数枚集まってつき、初夏になるとそこに花芽ができて、直径1.5cm程度の白もしくはクリーム色の花を咲かせます。その後、秋になると1cmほどの赤い実をつけます。」
モッコク(20200702 西田辺駅近く)