山口県萩市から海岸線を車で少し走った所で見られる地層です。かなり前ですが、地学教育研究会のメンバーと一緒に見に行った時の写真です。この写真では、白い部分が砂の層、黒い部分が泥の層からなる、砂泥互層の様子がよく分かります。解説にはホルンフェルスと書いていて、これらの砂泥地層が少し熱変成作用を受けているようです。
山口県須佐の砂泥互層
ネットで調べると、萩市の観光案内が一番正確な説明を載せていました。間違っているネット解説もあるので、気を付けてほしいです。「国指定名勝地「須佐湾」に位置する断層・・約1400万年前のマグマの熱の影響を受けて誕生した須佐ホルンフェルス。海底に堆積した砂泥互層からなる須佐層群に、高温の火成岩体(高山はんれい岩)が貫入し、その熱で変成作用を受けてできたものです。高山はんれい岩の接触部から外側へ向かって、変成鉱物の組成が異なるホルンフェルスが帯状に分布し、温度の違いによる変成過程を連続的に知ることができる点で学術的価値の高い場所です。縞模様が明瞭に残る辺りは、変成温度が低く、もとの須佐層群に近い様相を保っています。灰白色と黒色の縞模様をなす雄大な様子は、国指定の天然記念物及び名勝である景勝地・須佐湾の内でも最たるもの。「日本の地質百選」や「21世紀に残す日本の風景遺産100選」に選ばれています。」
日本の地質百選というのがあるようです。ちょっと、調べてみたくなりました。