キマダラカメムシを見つけました。成虫で越冬するので、春先の暖かい日に日向ぼっこをしています。

ネットで調べると、分布を広げているのは最近のようです。

 「食草はサクラ、カキノキ、フジ、ニセアカシア、クワ、エノキ、ウメが確認され、カキに関してはその果実(渋柿)からも盛んに吸汁し、またリンゴの果実も飼育下で代用食となる市街地、都市部の街路樹、庭木などで普通にみられ、食草も広範にわたる。幼虫、成虫ともに4-11月に出現、活動する。産卵場所となる樹木はソメイヨシノ、シダレザクラが知られている。
 1934年頃に長崎市を中心とした県内各地で採集されるようになった。1935年にはその生活史に関する報告がなされている。その状況は石井他編(1950)の『本種は九州長崎地方にのみ産し』という記述に反映されている。その後次第にその分布域を広げ始め、安永他(1993)では長崎、福岡、佐賀県がその範囲としてあげられている。愛知県では2011年に最初に発見され、2016年の段階では名古屋市の街路樹のハナミズキで多数観察されるようになっている。東京で最初に発見されたのはこれを遡って2008年のことであり、石川他編(2012)の段階ではその分布域は九州、本州の中国地方、近畿地方と、それに愛知県、東京都となっている。分布域は更に拡大してゆくだろうとの推測が記されている。」

 

キマダラカメムシ(20200331  堺市)

 

かに座