環状線森之宮駅近くにある神社です。上町台地から東側へ坂を下った所にあります。聖徳太子をお祭りしています。すぐ近くには貝塚があり、その貝塚は、下の方がカキの貝がら、上の方になるとセタシジミに変わっていっていると、昔資料で読んだことがあります。大阪平野内に入り込んでいた河内湾が、次第に汽水域に変わって行ったことを表していると考えられています。そのすぐ近くの神社なので、おそらく河内潟の白砂の上に建てられた古い神社だったのでしょう。

 カササギについて、調べてみました。「現代では「鵲」は鳥類のカササギを指す文字として使用されているが、古代における「鵲」の意味と読みは特定されていない。例えば『日本書紀』には、飛鳥時代の推古天皇6年(598年)、聖徳太子の使者として新羅に渡った吉士盤金(きしのいわかね)が2羽の「鵲」を持ち帰り献上、難波の杜(大阪市にある鵲森宮や生國魂神社などが比定地)で飼ったという記述がある。この日本書紀の「鵲」には万葉仮名が振られておらず、「かささぎ」という読みが初めて登場するのは平安時代中期の『和名類聚抄』である。」とありました。

九州でカササギを見たことはあるのですが、大阪にはいないようです。

 

森之宮神社

 

龍