こぎつねが、「きつね先生、バッタがいる」と言って、手を引いて連れて行ってくれました。成虫のバッタがいました。「冬なのに、バッタがいるね」と、一緒につかまえました。
ネットで調べると、
「日本に分布するバッタ類は卵で越冬する種類ばかりだが、ツチイナゴはライフサイクルが丁度半年分逆転しており、成虫で越冬する。成虫は10月ごろから現れはじめ、冬になるとそのまま草原の枯れ草の下などで越冬する。春になると再び活動し、6月頃まで成虫がみられる。他のバッタ類が成虫として活動する夏頃には、ツチイナゴはまだ幼虫である。同じようなライフサイクルをおくる直翅目の昆虫としてはクビキリギス、シブイロカヤキリが有名であるが、ツチイナゴの成虫が持つ耐寒能力はそれらの虫よりも劣っており、代謝活動を落として生理的に冬眠するのではなく、なるべく日当たりが良く暖かい環境に身を置いて冬をやり過ごしている。暖かい日には活動し、僅かながら摂餌もする。終日凍結するような環境では多くが春を迎えられずに死亡する。越冬に不向きな環境ではしばしば飛んで移動する。」と、書いていました。
ツチイナゴ(20200212 こぎつね)