このムネアカオオクロテントウは、自然史博物館が皆さんに呼び掛けて、記録をしているテントウムシだと思います。一度、写真を送って、調べてもらうといいかもしれません。外来種で広がりつつある昆虫の一つのようです。一年生こぎつね、頑張ってください。
▼ 黒いハネとオレンジ色の胸(前胸)と頭部が目立つ、やや大型のテントウムシです。原産地は台湾、中国南部、東南アジアですが、日本国内に入ってきていることが2016年になって明らかになりました。きわめてふつうに見られる害虫、マルカメムシ(寄主植物はやはり、きわめてふつうに見られるクズ)を盛んに食べるとあって、ますます広がると同時に、生態系へのバランスへ影響する可能性があります。今のところ、関西では石川・千早川の河川敷に限られていますが、今後、広がるのは間違いないと考えています。発見情報ありましたら、大阪市立自然史博物館・学芸員・初宿(shiyake@mus-nh.city.osaka.jp)へお寄せください。今回の場合は、写真でも同定確認が可能と考えていますから、ぜひ撮影&添付もお願いします。下記のグーグルマップに追加する形で公表していきます。
ムネアカオオクロテントウ(20190616 1年こぎつね)
アカホシテントウ
フタモンクロテントウ
ナミテントウ