かつて、生活科などで、色水遊びに使ってしまっていましたが、有毒植物でした。幼稚園でも、つい使いたくなるのですが、かなり毒があるようです。

 ネットで調べると「有毒成分は、トリテルペノイドサポニンであるフィトラカトキシン(phytolaccatoxin、アグリコンはフィトラカゲニン(phytolaccagenin))です。この物質は全草に含まれていますが、根に多く果実には少ないといわれています。また、根には硝酸カリウムが多く含まれています。ヨウシュヤマゴボウの根茎は、レクチンの一種ポークウィードマイトジェン(pokeweed mitogen (PWM)) も含んでいます。ポークウィードマイトジェンは、リンパ球幼若化活性、赤血球凝集活性などを持っています。」と、毒性の成分の分析もされています。

 幼い子どもなら、数個の実を食べると、中毒を起こすともいわれています。厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルによると、食べた場合は「腹痛・ 嘔吐・下痢を起こし、ついで延髄に作用し、けいれんを起こして死亡する。 皮膚に対しても刺激作用がある。」とあります。気をつけましょう。

 ヨウシュヤマゴボウの花の写真を撮りました。いつも、実ばかりに目が行っていましたが、白い花が咲きます。

 

ヨウシュヤマゴボウの花(20180823 舞鶴)

 

 

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