家からは、ちょうど東に見える二上山に、久しぶりに登ってきました。頂上まで登ったのは、大学生の頃以来なので、40年ぶりかもしれません。大学の時、岩石学の研究で、二上山とその周辺の火山岩について研究をしていました。

 竹内街道沿いの登山口に車を置いて、雄岳と雌岳の間の馬の背まで登り、そこから、まず雄岳まで600mの道を往復し、次に、雌岳100mほどの道を登りました。雄岳は、標高517m、雌岳は468mあります。昔と違って、木道が整備されていました。雄岳は、無斑晶安山岩で黒い色をした火山岩です。雌岳はザクロ石が入った流紋岩でできています。1500万年前の古い火山岩なので、どこに火口があったのか分かっていません。トロイデ型火山と説明板には書いていますが、それは違っていて、浸食作用によってできた形の山です。

 雄岳の頂上には、大津皇子の御陵があります。雌岳の頂上には、三等三角点があり、また、日時計や「山の日」制定の記念碑があります。

 

 久しぶりの登山は、いいなあ。

 

 

雌岳から見た雄岳

雄岳から見た雌岳

雌岳頂上にある記念碑

前の左右に置かれている2つの石は、サヌカイト。

サヌカイトは、石器時代に矢じりや石包丁に使われた石

 

(*^▽^*)