こぎつねだより 08号 植物の学習  ヒマワリ


少し前、元こぎつねに、「きつね先生、最近ブログが更新されていませんね。」と、催促されてしまいました。そう言われると、目先の仕事に追われて、自然観察をして、また、散歩をして、発見したことをブログに書く生活を、長い間忘れていたなあと思い出しました。こぎつね小学校の事務的な仕事で精一杯だったことを、見直す機会をもらいました。こぎつね達との生活があと長くないきつねTですので、待ってくれているこぎつね達に発信ができるといいなあと思います。

先日、春の運動会が近いので、近隣の地域の町会長さんの家を訪ね、放送の音楽や人出でご迷惑をおかけしますことを、お願いに回りました。その時、あまり見かけない野草を見つけたので少しだけ採集して持ち帰りました。オレンジ色のキク科の植物で、これまで見たことがありませんでした。学校に戻り図鑑で調べると、ヒメキンセンカという植物でした。牧野図鑑にも載っている植物でしたので、最近の外来種ではないようです。校内には入り込んでいません。これまで、何度か3年生のこぎつね達と押し花つくりをして来ましたが、なぜか初めて見るものでした。

また、マツバウンラン、ツタバウンランという植物が、4月ごろ咲いています。もうかなり前から見ていますが、次第に分布域を広げつつある帰化植物です。新しい植物図鑑には載っているのですが、昭和の頃に作られた図鑑には載っていません。植物も、温暖化や生活のグローバル化で変化していくのですね。

こぎつねと一緒に観察した、こぎつね小学校の校内で見られた春の草花の記録をします。1.タンポポ 2.ハルノノゲシ 3.カラスノエンドウ 4.スズメノエンドウ 5.ヒメオドリコソウ 6.ホトケノザ 7.コメツブツメクサ 8.キュウリグサ 9.ナズナ 10.ハコベ 11.オランダミミナグサ 12.ヒメジョオン 13.ナガミヒナゲシ 14.カタバミ 15.スズメノヤリ 16.スズメノカタビラ 17.オオイヌノフグリ 18.ヨモギ などがありました。こぎつね達は、一気に草の名前を教えられても覚えられないので、理科室前には、ビンにさした草花を展示することにしました。ビンにはそれぞれ草花の名前を付けました。

家の庭の花の世話でも手間がかかりますね。ほぼ毎週ホームセンターで、苗を少しずつ買って植え替えをしていかないと、常に花のあるお庭になりません。そして、水やり、花柄とり、剪定、肥料やりなどが必要です。5月は、花の咲いた後のハボタンやチューリップを抜いて、ペチュニアに植え替えです。学校の花壇や、学習園は、広いのでさらに大変です。学習園は、理科学習として育てるヒマワリ、マリーゴールド、ホウセンカ、ヘチマ、ヒョウタン、カボチャ、ジャガイモなどを植えていき、発芽、成長、花のつくり、受粉、結実の学習をします。こぎつね達は、植える時は喜んで取り組むのですが、毎日の水やりや雑草取りは、好きではありません。毎日の丁寧なお世話が大切です。



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