土曜日の朝 2時間さんぽ 走る人


研究会が午前10時から東大阪であったので、

朝7時過ぎから9時20分の約2時間、

石切駅から日下周辺を歩きました。


こぎつねさんぽに出かけよう


近鉄石切駅には、日下周辺の見所マップがあります。

2時間なので、ヒトモトススキ、原始ハス、残り石を見る

計画で出発しました。


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石切駅はとても高い場所にあり、大阪平野が

一望できます。夜景が、とても綺麗です。


石切駅から右へ生駒山に沿って歩き、

少し下ると、日下新池があります。

そこには、天然記念物に指定されている

ヒトモトススキが見られます。


海岸性のカヤツリクサ科の植物で、

昔、日下の近くまで海があった証拠と

考えられています。


下の写真の水面に突きだしている植物です。

池の横には、解説の碑がありました。


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天然記念物 日下のヒトモトススキ (掲示板より)


この植物はカヤツリグサの一種ですが、一株の根元からたくさんの茎が出て、ススキに似ているところから、この名がつけられました。
茎の先の穂には、十数個の小さな種が直径一センチ位のかたまりになり、段々になって無数についています。
本来は暖地の海岸に生えるものですがこのように海からはなれたところに群生するのは珍しく、古くは海岸線がこの付近まできていたことを示す貴重な植物です。
昭和四十九年(一九七四)三月に東大阪市の天然記念物として指定されています。


日下周辺の川は、生駒山から流れ出た綺麗な水が流れています。

地域の人たちに、ホタルの幼虫が大切に育てられていて、

6月頃には、ホタルが光る様子が見られるようです。



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ホタルの川から少し下ると

くさか東小学校の横には、原始ハスが栽培されてます。

今は、花の時期が終わっていましたが、

咲いている様子も見たいものです。


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くさか東小学校から北へ進むと、

残り石という、大きな岩が記念物として保存されています。

大阪城を作る時、日下の石切場から石を切り出して、

運んでいた名残だと考えられています。


大きな岩が、家の横にありました。




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大坂城築城残石 (掲示板より)


 この地に豪壮な屋敷を構え、豊臣秀吉から石奉行に任じられた足立氏は、善根寺を中心に南は日下・池ノ端、北は龍間・中垣内(大東市)あたりの山々から、大坂城築城のための石材を多量に切り出しました。これに従事した人々は各地から集まり、周辺の村々に住んで、多い日には2万人にも及んだと言われます。周辺の山腹には、石を切りだす際のクサビ痕や、“日下”“くさか”などの刻名のある切り石が点在しています。「築城史研究会」の調査によれば、ここにある巨石も残石の一つで、表面には「東足立」「西社地」など土地の境界を示す文字や、家紋らしい符号の刻印がいくつか見られます。
 周辺に散在するきり石の刻印は、元和6年から寛永6年(1620~29)に行なわれた、徳川の大坂城修築時の石垣に多く、足立氏が引き続いて石材を切り出していた、と考えられます。
お願い 見学については、無断で隣家の敷地内に立入らないよう、ご協力ください。



くさか小学校の前からバスに乗って

瓢箪山駅に出て、10時からの研究会に間に合いました。


朝2時間の、日下周辺さんぽでした。

後で地図を見ると、日下貝塚があり、

見落としていました。ちょっと残念・・



            ヽ(゚◇゚ )ノ