星の明るさの独自学習  はてなマーク


こぎつねの間違いから、気になりだして

星の明るさについて、調べ学習をしました。



   パソコンインターネットのあちこちから調べました。

     全て引用です。少し、前後を入れ替える、省略するなどの

     加工をしています。


     こぎつね達の学習のために、引用をお許し下さい。


                  手紙


はてなマークバイエル符号とは

「◎◎座のアルファ(α)星」「△△座のベータ(β)星」という呼び名をよく聞く。
アルファ(α)、ベータ(β)、ガンマ(γ)・・・とはギリシャ文字だ。
恒星に与えられたギリシャ文字の符号をバイエル符号という。

バイエル符号は17世紀初頭にヨハン・バイエルによって考案された恒星の名前のつけ方なのである。どの星座にも、アルファ(α)星、ベータ(β)星のようなギリシア文字の恒星が付いている。このような名称がバイエル符号なのだ。

実際には様々な事情などから、明るい順ではないことも多い。
 ふたご座のカストルとポルックスや、オリオン座のベテルギウスとリゲルなどはα星の方が暗い例外である。また、"とも座"、"ほ座" などはα星が存在しない。


大航海時代
になると南天の星が知られるようになった。 1603年にヨハン・バイエルは、南天の星も含めた全天恒星図「ウラノメトリア」を作成した。 バイエル符号は、ウラノメトリアの中で初めて使用された、命名法なのである。ヨハン・バイエルがウラノメトリアを作成した時代には、星座の境界線は明確に決まっていなかった。

後にIAU(国際天文学連合)によって、
星座の境界線が決定された際、いくつかの恒星が隣接する星座に移籍した。 このため、バイエル符号には「α星のない星座」「途中の記号が欠けている星座」が生まれてしまったのである。

バイエルは、
先行する星表や、観測の記録を参照してウラノメトリアを作成している。恒星の明るさは、目視によって決定されていた上に、変光星の存在も知られていなかった。このため、バイエル符号は、実際に明るさの順と一致していないのである。


バイエル符号命名のルール
星座ごとに、明るい星から順にα、β、γ、δ・・・とギリシャ文字を付けていくのである。

ギリシャ文字の最後は、ω(オメガ)である。ωの次に明るい星(25番目に明るい星)には、大文字のAが与えられた。 その次からは順に小文字でb、c、d、e・・・・と命名されている。小文字のaは用いないのだ。 小文字のzまで使うと、次からは大文字のB、C、D・・・と続き、Qで終わる。バイエル符号のラストはQなのだ。



後に考案された変光星の命名法は大文字のRからスタートする。
これは、バイエル符号との重複を避けるためである。


恒星の名前のつけ方には、バイエル符号の他、フラムスティード番号がある。
明るい恒星は、バイエル符号とフラムスティード番号の両方を持つケースが多い。フラムスティード番号とバイエル符号の両方を持つ恒星は、バイエル符号が優先されて呼ばれている。



はてなマーク等級 とは
天文学において等級(とうきゅう、magnitude)とは、天体の明るさを表す尺度である。整数または小数を用いて「1.2等級」あるいは省略して「1.2等」などと表す。恒星の明るさを表す場合には「2等星」などと呼ぶ場合もある。等級の値が小さいほど明るい天体であることを示す。また、0等級よりも明るい天体の場合の明るさを表すには負の数を用いる。

等級が1等級変わると明るさは100の5乗根、すなわち約2.512倍変化する。よって等級差が5等級の場合に明るさの差が正確に100倍となる。言い換えれば等級とは天体の明るさを対数スケールで表現したものであり、1等級の明るさの差は正確に4デシベルに等しい。これは、人間の目の光に対する感度が対数的であるため、この性質が等級の定義に結果的に反映していると言える。

恒星の明るさ
を段階的に分類する方法を始めたのは古代ギリシアの天文学者ヒッパルコスである。この時代は明るさを定量的に計測する手段がなかったため、目安として最も明るい恒星を1等星とし、かろうじて肉眼で見える暗い星を6等星として、間を分ける形で6段階に分けられた。この時点での等級には1.2等などの細かな段階分けは用いられていなかった。その後、プトレマイオスの著書『アルマゲスト』でこの方法が採用されて広く使われることとなった。

その後16世紀に望遠鏡が発明されると、6等星よりも暗い恒星が観測できるようになった。6等よりも暗い星は7等星、8等星などと分けられたが、その分類は天文学者によって異なっていた。

19世紀の天文学者ポグソンは、定量的に測定した場合、1等星と6等星は明るさの差がおよそ100倍であるという結果から、等級が5等級変化するごとに明るさが100倍になる、すなわち1等級が1001/5 ≒ 2.512倍に相当すると定義した。現代でも等級にはこの定義が用いられている。
これにより、それまで整数でしか表されなかった等級が1.2等星や3.5等星などと小数を使って表せることになった。また、等級の値に0や負の数も取ることができるようになった。全天で太陽の次に明るい恒星シリウスは-1.5等級である。

また、ポグソンの元々の定義では等級の基準値として北極星を2.0等と定義していたが、その後北極星が変光星であることが明らかになったため、こと座のベガを0等と定めた。現在では、定められた色フィルターで複数の基準星を撮影して得られた光度を基準にして等級を決定している。



   称                  視等級


1 シリウス(おおいぬ座α星)         -1.47
2 アルクトゥルス(うしかい座α星)      -0.04
3 ベガ(こと座α星)                 0.03
4 カペラ(ぎょしゃ座α星)             0.08
5 リゲル(オリオン座β星)             0.12
6 プロキオン(こいぬ座α星)           0.34
7 ベテルギウス(オリオン座α星)        0.58
8 アルタイル(わし座α星)            0.71
9 アルデバラン(おうし座α星)          0.85
10 スピカ(おとめ座α星)             0.98
11 アンタレス(さそり座α星)           1.09
12 ポルックス(ふたご座β星)          1.15
13 フォーマルハウト(みなみのうお座α星)   1.16
14 デネブ(はくちょう座α星)           1.25
15 レグルス(しし座α星)             1.35


16 アダーラ(おおいぬ座ε星)          1.50
17 カストル(ふたご座α星)            1.59
18 シャウラ(さそり座λ星)             
1.62
19 ベラトリックス(オリオン座γ星)        1.64
20 エルナト(おうし座β星)             1.68
21 アルニラム(オリオン座ε星:三ツ星中)   1.69
22 りゅうこつ座β星                 1.70
23 アルニタク(オリオン座ζ星:三ツ星左)    1.70
24 アリオト(おおぐま座ε星:北斗七星)     1.76
25 いて座ε星                    1.79
26 ドゥーベ(おおぐま座α星:北斗七星)     1.79
27 ミルファク(ペルセウス座α星)         1.82
28 ウェズン(おおいぬ座δ星)           1.84
29 ベネトナシュ(おおぐま座η星:北斗七星   1.85
30 サルガス(さそり座θ星)            1.86
31 アルヘナ(ふたご座γ星)            1.90
32 ポラリス(こぐま座α星:北極星)        1.96
33 ムルジム(おおいぬ座β星)          1.98
34 アルファルド(うみへび座α星)         1.98
35 ハマル(おひつじ座α星)            2.00



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       正確に知らなかった事だらけでした。

       疑問から調べると、学びが広がります。