フィールドサイエンス
実際の野外(フィールド)から意味のある情報を得ることは、難しいことです。
子ども達との学習も、同じようなことが言えます。
子どもが何気なく発信している言葉に教師が気づかないと、また、子どもの高いレベルの発信に教師がついていけないと、学習を深める事ができません。
同じように、フィールド観察でも、意味のある現象を拾い出すことができないと、観察になりません。
一つの石を見ても、「石がある」としか言えない人と、「この石がここにあるということは・・・」と存在の意味を語れる人の違いによって、研究の深さが全く違います。
フィールドサイエンスは、地質学は勿論、生物、気象、社会科学などもあり、さらに、教育や経済や産業などの研究も、フィールドを対象にしています。
そこには、
①博学な知識、
②関係性を捉える論理力、
③現場に長く身をおいて培った直感力、
④研究対象を冷静にかつ愛おしく見つめる心情、
そして
⑤生き方としての哲学
が、必要であると考えます。
子どもの動きや発言や作品を少し見ただけで、その子の背景にある多くのことを語れる教師がいます。偉大です。単なる直感ではなく、経験に裏付けられた考察をしながら、常に学習は進められているのです。
少し前に、ブログに載せた「星座と一等星」の表をプリントアウトして、一等星を調べて書き込んできたこぎつねが二人いました。ブログを見てくれているんだと、嬉しくなりました。
二人の答えは大方合っていましたが、双子座のカストルとポルックスについて、二人の答えが違っていました。こぎつねα、こぎつねβさんも、調べ直してくださいね。
きつねTの調べ学習 (^-^)/
双子座は、
カストル(α星)とポルックス(β星)の2つの明るい星を持つ。
カストルは
視等級2.0等のカストルAと2.9等のカストルB、9等のカストルCの三重連星で、これら3つの星すべてが2つの星から成る連星である。従って、カストルは6重連星ということになる。カストルBまでは簡易な望遠鏡で見ることができるが、3つめ以上の星を見分けるのは難しい。
通常は3つ(6つ)合わせて1.6等級の星として扱われる。
β星ポルックスはカストルよりも明るい。これは少し南東にある。
ポルックス(Pollux)は
ふたご座のβ星の呼び名。1.14等星の黄みの橙色をした恒星で(スペクトル型はK0IIIb)、双子の弟の頭にあたる星。距離は34光年。また、兄の頭に当たる恒星(ふたご座α星)にはカストルの名称が付けられている。
カストルは1.6等星であるため1等星には分類されない。
この二つの恒星を「金星」「銀星」と呼ぶこともある。
バイエル符号では、
通常は星座を構成する恒星のうち視等星が明るいものからα,β,・・・と命名されるが、ふたご座の場合はカストルがα星、より明るいポルックスがβ星とされている。
調べると、いろいろ面白いことが分かりました。
こぎつね達のおかげです。 ありがとう。
(*^ー^)ノ